フィトンチッド
 植物の不思議な力
「フィトンチッド」植物がもつ"他を殺すもの”という意味である。
シラカバ・カシ・オレンジの葉、トドマツ・ネズの針葉、野生シャクヤクの若い根、ワサビの地下茎、等
を出来るだけ切り刻んだもので、原生動物(アメーバー・ゾウリムシ・ラッパムシ・ツリガネムシ)など
すべてを接触することなく死滅させる。(シャーレ、ガラス板使用での実験にて)同様の実験での
かんてん培地上では、タマネギ・ネギ・のおろし少量で酵母菌の抑制、ニンニクの球芽のおろしは、
1部のバクテリア・細菌やアオカビ増殖を抑制。ユウカリの葉上にブドウ球菌の懸濁液を培養した
液体を滴下すると数時間後死滅してしまう。薬用ワレモコウ(秋採取最適)の根のエキスまたは、
煎汁は、赤痢・腸チフス・パラチフスなどの病原菌である微生物を5分間で殺してしまう。
大多数の植物は、おそらく、室温や普通の自然環境下で揮発性物質を分泌する特性を持ち、
微生物の成長や増殖を遅らせたり、死滅させたりする。
森林の不思議
フィトンチッド普及センター